「神経学的検査」とは

交通事故による受傷について賠償を求める際には、「交通事故によってこのような傷害を負った」ということが具体化されている必要があります。
とりわけ、不幸にも疼痛やシビレが残存してしまい、後遺障害申請をする際には、症状を裏付ける他覚所見の存在が重要となります。
この点、骨折や裂傷等は直視や画像検査により認定することが可能です。しかし、いわゆる「むち打ち」のような傷害は、画像等によっては原因や症状の程度を判断できないことが多いのです。
そこで、重要となってくるのが神経学的検査です。
神経学的検査によって、自覚症状の原因やその部位を他覚的に明らかにすることができるのです。

神経学的検査をする時期

神経学的検査は、負傷の原因や程度を示す資料となります。
これを行うタイミングとしては最初と最後が重要です。
つまり、事故による受傷直後と、症状固定時(後遺障害診断書作成時)です。
なぜならば、最初と最後の検査結果が一貫していれば、事故による傷害結果が継続しているという証明がしやすいからです。
しかし、一般的に、医師が率先してこれらのテストをすることはあまり多くありません。なぜならば、医師は「まずは症状を緩和させること」が第一の職責だからです。
賠償請求や後遺障害申請において損をしないためには、適切に神経学的検査等を行い、自身に有利な資料を作っておくことが大切です。

神経学的検査を行う数

一口に神経学的検査といっても、その種類は様々です。では、そのなかのひとつだけを行えば充分でしょうか。
もちろん、何もしていないのに比べれば、ひとつでも実施していることは大きな意味を持ちます。
しかし、神経学的検査で重要なのは、数個の検査結果が整合するということです。
ひとつの検査結果が陽性反応を示していても、それのみでは「たまたまではないか」と反論されかねません。ひとつよりもふたつ、ふたつよりもみっつと、検査結果が整合することが、医学的な立証の強度を強めていくのです。
ただし、複数の検査をしても、それらが不整合ではむしろ逆効果となってしまいかねないので、注意が必要です。

神経学的検査の種類

神経学的検査には、傷害部位や内容によって以下のように様々なものがあります。

※検査名クリックをすると詳細を見ることができます

検査部位
ジャクソンテスト
スパーリングテスト
ドロップ・アーム・テスト上肢
アプレー・スクラッチテスト上肢
ラセーグテスト(SLRテスト)
FNSテスト
バレーサイン
腱反射上肢・下肢
病的反射

傷病内容によって、有効な神経学的検査は異なります。
適正な検査を行うことが、適正な賠償を得ることにつながります。

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